美ら海を守れ

2009年日本平和大会in神奈川

沖縄戦の実相にふれるたびに
戦争というものは
これほど残忍で これほど汚辱にまみれたものはない
と思うのです

この なまなましい体験の前では
いかなる人でも
戦争を肯定し美化することは できないはずです

戦争をおこすのは たしかに 人間です
しかし それ以上に
戦争を許さない努力のできるのも
私たち 人間 ではないでしょうか

せんそうこのかた 私たちは
あらゆる戦争を憎み
平和な島を建設せねば と思いつづけてきました

これが
あまりにも大きすぎた代償を払って得た
ゆずることのできない
わたしたちの信条なのです

(沖縄県立平和祈念資料館)

この沖縄の願いは本土、全国の願いです。
2009年、今年の平和大会は沖縄に次ぐ第2の基地県神奈川で、
延べ3450人の参加で開かれました。

平和の願いもちより、2009年日本平和大会in神奈川へ

2009年平和大会in神奈川
 

  国際シンポジューム_12月10日・11日
  開会集会_12月11日 関内ホール(横浜)
  シンポ・分科会・動く分科会_12月12日
  閉会総会_12月13日、横須賀市文化会館
  「戦争の道具を掃きだそう!!」よこすかパレード12月13日
     集会後、横須賀ヴェルニー公園から横須賀中央駅にむけパレード、
  

 国際シンポジューム

シンポ参加
★駐日エクアドル共和国特命全権大使 フェルナンド・ハビエル・ポンセ・レイバ閣下
大会史上初めて外国大使のレクチャーを受けました。
エクアドルでは、この9月に1999年から10年間駐留したマンタの米軍基地を、国民的な運動の力で毅然と、しかも合法的に撤去させました。
基地撤去した後のエクアドルはアメリカと対等に友好関係を続けているという発言は眩しかったです。

★アメリカ代表 ジョン・リンゼー・ポーランドさん
第1次世界大会に反対してつくられたキリスト教主義の平和団体である友和会のアメリカ支部

★韓国代表 イ・ジュンキさん
労働者対案社会学習院講師(東アジア国際政治担当)。日本語が堪能で通訳なしで討論に参加しました。

★ドイツ代表 ハネロア・トゥルケさん
ドイツ平和評議会・全国評議員
先回日本平和委員会が主催したドイツ・ポーランドピースツアーではお世話になりました。
現在ボンの市議会議員(左翼党)もつとめています。

★フィリピン代表 コラソン・ヴァルデス・ファブロスさん
日本平和大会や原水爆禁止世界大会にも度々参加する、日本でもよく知られているフィリピンの反核、反基地運動のリーダーです。今回はフィリピン・ストップ戦争連合と外国軍事基地撤去国際ネットワークを代表しての参加
私は大会で、彼女が持参してきた、スカーフを買いました。

 閉会総会で発言するアメリカ代表 ジョン・リンゼー・ポーランドさん
 通訳は、国際シンポジュームでコーディネーターをつとめた布施恵輔さん(全労連 国際局長)



 開会集会(関内ホール)12月11日(金)19時〜21時
あいにくの雨と風、開会総会に先立って横浜のノースドッグの基地見学を行いましたが、雨風で大変でした。でも、いつも今沢で説明している、「今は米軍はこの今沢からの直接上陸のコースを使わず、横浜のノースドッグから上陸し東名高速を使って東富士へ行っている」の現場を見学できて実感が一層強くなりました。
開会集会では、沖縄・岩国・神奈川からの訴えが強く心に残りました。
中でも、いま大問題の「普天間基地」移設問題で、「移設」では問題は解決せず、無条件返還を堂々と求めることこそが事態打開のカギだということがはっきりと示され、この方向で1月に行われる名護市長選挙に勝利することの意義が重要だと強く感じました。
沖縄への連帯寄せ書き、カンパの贈呈も行われ盛り上がりました。

 分科会(横浜・横須賀・厚木・座間・相模原各地)
第3分科会 「変貌する自衛隊の実態と運動の交流」に参加しました。
助言者に半田滋さん(東京新聞編集委員)と内藤功さん(弁護士・平和委員会代表委員)
半田さんは11月に沼津9条の会の「4周年のつどい」にきていただいて「沼津朝日」紙上で報道してくださったので、その新聞をお渡ししてお礼を述べることができました。
2005年10月の日米合意以降、米軍との一体化が急速に進み、変貌を遂げている実態が各地からも報告されました。
国民への浸透をねらい、広報活動を展開し、職場体験学習、防災訓練などを利用して教育現場・自治体・地域社会への食い込みを強めている様子がリアルに実感できました。

 閉会総会(横須賀市文化会館)10時〜12時
横須賀からの訴え
「いらない!原子力空母」のお母さんたち


横須賀は本当に軍港の海という実感のする写真(12日動く分科会時撮影 米野直彦氏提供 )



米兵犯罪被害者 山崎正則さん ジェーンさんの訴え



核密約問題 新原昭治さん(国際問題研究者)


 各地からの訴え
神奈川からの訴え



愛知 小牧からの訴え



横田からの訴え



青年の訴え



フィナーレ


終了後
「戦争の道具は掃きだそう!!」よこすかパレード に参加しました。
(主催:「いらない!原子力空母」)
箒とハタキをもって、「戦争の道具はいらない!掃き出しましょう!」と訴えてパレードしました。

 2007年沖縄で開催された平和大会はこちらへ