美ら海を守れ

2011年日本平和大会in沖縄

沖縄戦の実相にふれるたびに
戦争というものは
これほど残忍で これほど汚辱にまみれたものはない
と思うのです

この なまなましい体験の前では
いかなる人でも
戦争を肯定し美化することは できないはずです

戦争をおこすのは たしかに 人間です
しかし それ以上に
戦争を許さない努力のできるのも
私たち 人間 ではないでしょうか

せんそうこのかた 私たちは
あらゆる戦争を憎み
平和な島を建設せねば と思いつづけてきました

これが
あまりにも大きすぎた代償を払って得た
ゆずることのできない
わたしたちの信条なのです

(沖縄県立平和祈念資料館)

この沖縄の願いは本土、全国の願いです。
2011年、今年の平和大会は日本全体の75パーセントの基地を抱える沖縄県で、
延べ人の参加で開かれました。

平和の願いもちより、2011年日本平和大会in沖縄へ

2011年平和大会in沖縄
 

  国際シンポジューム_11月24日(木)〜25日(金)
  開会集会_11月25日(金)開会集会 那覇市民会館(那覇)
  シンポ・分科会・動く分科会_11月26日(土)
  閉会総会_11月26日(日)閉会集会 新都心公園 大原っぱ
     集会後、ゆいレールおもろまち駅にむけピースパレード、
  

 国際フォーラム
「軍事基地のない、非核平和のアジア・太平洋をめざして―
 沖縄、グアム、アジアの連帯―」
   日本平和大会実行委員会とグアム平和正義連合の共催

国際フォーラム参加

★グアム、日本、韓国、マーシャル、パラオ、フィリピン、アメリカ(ハワイ)から7カ国、150人が参加。
活発な討論と意見交換が行われ、最後に共同発表が行われました。



★グアム:沖縄からの米海兵隊の移転は、グアムの人々、特にチャモロ先住民にとって重大な懸念となっている実態が語られました。グアムの軍備増強の資金の約60パーセントは日本政府が負担していること、負担をやめるよう是非あなた方の政府に働きかけてくださいと切々と訴えられました。



★韓国:済州島の軍事基地建設に深い懸念をもっています。

★フィリピン:何度も来日しているコラソンさん、アメリカは伝統的な基地から生じる問題をうまくかわし、新たな基地の形態、世界的配備戦略を実行しようとしていることを訴えました。

★ハワイ:アメリカが支援した独立ハワイ王国の転覆は、環境を破壊し、先住民マオリ族の経済、文化、社会に悪影響を及ぼしアメリカ帝国の被害者あると同時にその帝国の兵器でもあると訴えました。

★パラオ:パラオを非核の国にするためたたかいを続けます。と宣言しました。

★マーシャル諸島:核実験の被害地マーシャル諸島。クワジャレン環礁のロナルド・レーガンミサイル実験場はこの地域の他の基地とは違う問題も存在していることも指摘されました。
開会集会(那覇市民会館)11月25日(金)18時30分〜21時
「世界で最も危険」といわれる米海兵隊普天間基地の県内移設、名護市辺野古への米軍新基地建設を許さない沖縄県民ぐるみのたたかいが日米政府を追い詰めるというきわめて重要な情勢の中で開かれた沖縄での平和大会、北海道から沖縄まで全都道府県から1600人が参加しました。






 分科会(那覇市内各地。動く分科会―中部基地調査コース、辺野古・高江連帯コース、戦跡めぐりコース。)
第2分科会 「新防衛大綱による自衛隊増強に反対し、憲法9条を守る運動の交流」に参加しました。
助言者に内藤功さん(弁護士・平和委員会代表委員)、赤嶺朝子さん(沖縄女性9条の会、弁護士)、
安里興助さん(与那国改革会議顧問)
各地の自衛隊増強の実態も語られました。
この会議の最中に静岡浜岡での原発廃炉を求める集会に4000人が集まり大成功を収めたニュースが入り、早速報告して大きな拍手がおきました。

 閉会総会(新都心公園 大原っぱ)10時〜12時












 各地からの訴え


静岡からは、原水協の大牧さんが、報告。昨日の浜岡集会4000人が集まって大成功したとの報告
に大きな拍手がおこりました。


名護市長稲嶺進氏も、忙しい公務の中かけつけ、辺野古への基地拡大に反対する決意を語ってくれました。


北海道代表の決意表明


いよいよピースパレードの出発





飛行機の中からの富士山

写真提供 榛葉悦郎・渡辺正寿両氏にご協力いただきました。
 2009年神奈川で開催された平和大会はこちらへ